永井貴博さん◆元トップ営業は「サーカス式(移動式)学校」をつくる海賊(後編)

「新しい価値を創造している人たちの、目が輝いている瞬間を増やしたい」

永井貴博(ながい・たかひろ)さん
楽天時代に「MVP」を受賞するというトップ営業マンとしての地位をあっさり捨て、起業したのち、大企業での経験を生かしたマーケティングやコンサルティングを提供する永井貴博(ながい・たかひろ)さん。
「人が好きだから」人を教育し、影響を与えていくことがご自身の幸せだという永井さんは、人材教育の視野を熱く見据える。そして起業6年目を迎えたいま、ますます「人」に魅せられている彼の目には、どんな海路が見えているのだろう? 目下準備中という「サーカス式(移動式)学校」についても、大いに語っていただいた。

前編では他人の軸で生きてきた永井さんの会社員時代を振り返っていただきながら、自分の軸を持つこと、そしてレールを逸脱していく楽しさや喜びについて触れてきた。続いて具体的に「レールを外す」方策についても訊いてみたい。

価値観をゆさぶる変な奴ら

「自分の枠を広げようとずっと思っていました。それで自分の枠の外にいるヘンタイに会いたいと思い始めました。ハーバードの社会起業大会に行けば、世界中の社会起業家達のヘンタイがたくさんいるし、ベトナムや中国の学校も視察に行くと、そこにいる人たちもまた皆おもしろい。それが楽しいんです。ヘンタイに会いに行くと人生が豊かになるんだと思いました。独立してからは変な奴らに会いに行くことが増え、そういう人たちと一緒に仕事をすると、また楽しいんですよ。皆さんにも体験してもらいたいし、わたしもその楽しさを伝えていきたい」

 

「自分の枠の外」という線引きに人はなにを感じるのか? どんな世界が待っているのか、ワクワクする人もいるだろうが、自分とは関係ないと感じる人もいるだろう。

「そうですね。企業も人も差別化と言いながら実は皆大きなメインストリームで言ったら類似化してきていると思うんです。誰かが作った成功事例に後からついていく。そしてそれを延々と繰り返す……。そうじゃなくてもっと本当の意味で、全然違う尺度で、全然違う生き方をしている人たちともっと出会っていくほうが、自分の幸せを見つけられるんじゃないかと思います」

 

同じような教育を受けた人たちが集まり、組織化され、またもやレールの上を走らされる。おそらく同じ価値観の人たちの集合体なので、結局やっていることは似てしまう。大企業はその最たる存在なのかもしれない。

尺度を突き抜ける「こども宣伝部」

 

「企業のWebプロモーションやPRコンサルティングをしている時いつも感じるのは、皆さんいいものを持っているのに、言語化、可視化しないので価値になっていないことが多いということなんです。ならば、〝いいものを引き出してきちんと世の中に伝えていかなければいけないな〟と課題を感じています。
特に大人向けに〝言語化、可視化〟するための教育事業や研修事業を提供していますが、同じように子供たち、下は小学生から上は大学生にも〝アウトプット〟という手段を伝えるために、〝こども宣伝部〟をやっています」

 

なるほど、「こども宣伝部」は尺度を超えていく、いや、突き抜けそうである。

 

「たとえば鎌倉のある中学生の例ですが、鎌倉のPR動画を作る時にある子がずっと地面を撮っていたんです。PR動画ですよ? どうしたのって思うじゃないですか? で、彼のできあがった作品のタイトルが『ゴミが少ない街、鎌倉』っていうんです。そう来たかと。これが視点の違いだし、新しいバリューの出し方なんです。企業や大人が考えている目線ではなく、当事者や子供たちが見ている目線で街や企業を切り取ると全然違うものが見えてくる。すごいですよね」

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