


公開の場で部下から攻撃されると辛いし、あなたの上司にも取り合ってもらえないとなると、まさに板挟みで辛いですね。
この「辛さ」ってのは、受け取り方を変えるだけですこし気分が変わるんじゃないかと思います。言い方を変えると、あなたがこの部下とどう接していきたいかによって、やり方が変わる。
一番カンタンなのは、断絶。無視です。
あなたは信じたやり方を貫き通すだけで、部下からの反論を受け入れない。もちろん自分のチームのパフォーマンスをきちんと担保することが前提です。プロのビジネスマンとして、部下や上司が何を言おうが、結果を出していれば怖がる必要はない。よって、誰が何を言おうが、自分の道を行く! というのがひとつ。
ただ、これだと発展性がないのと、一方通行なので、もうひと工夫。
ちょっと大人の対応をしてみましょう。他の方にもよくアドバイスしていますが、「相手を理解する」「相手に好奇心を持つ」という対応です。自分が辛くなるのは相手の攻撃を「受け取ってしまっている」だけなので、その前に、
「なんでこの人は公開の場でわたしを非難するんだろう?」とか
「なんで私のやりかたをが気に入らないのだろう?」
と視点を変えてみるといいです。
もしかすると、この人は同僚の中で目立ちたいだけかもしれないし、力を誇示したいのかもしれない。あなたのような人と過去に大きな問題を起こしたトラウマがあるのかもしれないし、単なるわがままさんなのかもしれない。
「なんだこいつ?」
「変わった行動するなー」
と「好奇心」をもって見てみると、景色が変わって見えるはず。
そんな視点で状況を眺めて、部下と接してみると、部下の成長にもつながるかも?
試してみてください。
自立したマネジメント、リーダーになりたければ、今回のような攻撃を自分ごととして捉えずに、あくまでも対象となる「部下の個人的な問題」であるという観点を持つことがとても大切になってくると思います。
最後にリーダーとして生きる上で参考になる本を紹介しますね。
参考図書:四つの約束
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この本は、メキシコに古くからあるトルテック(古代の知識を集め、伝える科学者・芸術家の集団)の教えを紹介しています。薄くて読みやすいのですが、中身はとっても濃い。タイトルは「四つの約束」と言うとおり、「自立した個」として生きるためのエッセンスを四つにまとめてわかりやすく述べています。
約束の一つに、「なにごとも個人的に受け取らないこと」というのがあり、今回のお悩みの参考になると思いました。
自立した海賊になるには、こういう勉強も大切ですよ〜!
海賊ライフへようこそ!