「型にはまっていないぶん、いざという時に〝何でも来い〟という姿勢でいます」

渡辺加奈子(わたなべ・かなこ)さん
カンボジアで店舗の立ち上げから運営までバリバリこなす20代の女性がいる……そんな評判を聞きつけ、半年後にようやくお会いできた、渡辺加奈子(わたなべ・かなこ)さん。礼儀正しい挨拶もそこそこに「3か月の潜伏期間を終えて、いよいよ始動します」と高らかに宣言される。いったいなにが起きたのか!? カンボジアでのまさにアメージングなお話から、30歳を迎えた今年、新たな挑戦について語っていただいた。

アメージング・カンボジアーーお土産を渡すとき、あなたが訪れたこの国が誇れるものであってほしいーーそんな願いをこめて、2014年にカンボジアで立ちあがったお土産物屋だ。現地のものづくり企業の想いをくみとり、共に成長するという理念のもと、すでに3店舗を構えるまでになった。思わず足を止めて入ってしまう、おしゃれで洗練された店内。加奈子さんは、立ち上げから、運営、ブランディングや商品のバイイングから開発まで含め、全体を管轄していたという。なぜ海外に目を向けたのだろう?

 

「きっかけは、東日本大震災でした。茨城県の日立市にある実家は、現在3代目がホテルを運営していて、私の代で4代目となります。日立市は2つの原発、〝福島第一原発〟と〝東海原発〟に挟まれている地域です。自然災害があれば、また大きな影響を受けるでしょう。私が継承していく際に、今後はグローバルに目を向けたり、少し角度を変えていかなければ時代についていけないかもしれない、と漠然とした不安を抱えていました」

 

さらに当時はなんとなく「このまま継ぐのは嫌だな」と感じていたという。また災害が起きて、立ち上がって、そこから50年(ホテル経営を)続けるのは「何か違うぞ」と。学生時代に留学した経験もあり、改めて英語を学ぶ気持ちで、震災の復興を手伝いながら英語の先生を掛け持ちしていた。

 

「ECCで2年間先生をしているときに、同時に英語の先生が学べる学校へ通っていました。そこで出会ったのが、アメージング・カンボジアの創業者である温井和佳奈です。
1年半切磋琢磨して学ぶうちにお互い意気投合して、〝カンボジアでお店をやりたいと思っている〟と誘われ、行きますと即答しました。本当にご縁ですね」

 

当初はむしろロンドンやニューヨークのオフィス街で働くことに憧れていた。しかし、そんな人は先進国にごまんといる。かといって「絶対カンボジアじゃなきゃいけない」と思っていたわけでもない。なぜカンボジアだったのか?

 

「直感です(笑)。悩んでいるときって、すべての物事がよどむというか、うまくいかなかったりしますよね。このときはものすごくトントンとうまい具合に進み、人との出会いもあり、〝いまがタイミングだろうな〟と直感して、決めました。23歳のときでした。
カンボジアでおもしろいことをすれば、うまく目立てるんじゃないかという根拠のない期待もあり、ブルーオーシャンに行けるんじゃないかなと思っていましたね」

 

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