トップクラスのビジネスマンとキャプテン江尻が、ガチで対談するコーナー。ビジネスマンの仮面を脱ぎ捨てて「会社では絶対に口にしないけど、人生で本当に大切なこと」について語り合います!

お題:好きな人、嫌いな人
前回(上編)では、嫌いな人は「会話がザラつく人」と開口一番におっしゃっていた島貫氏。かたや「嘘つきは大嫌い」と断言するキャプテン江尻。「自分かわいい症候群」など言い得て妙な表現も飛び出し、ボルテージも上がってまいりました。放談はまだまだ続きます! 中編は好きな人が持つ「ピュアさ」や「クリーンさ」に迫ります。
◆島貫慶太(しまぬきけいた)◆
’91年京都大学工学部卒。アメフト部。銀行入行後、’99年にWharton MBA修了。同年ネットベンチャーを創業し、博報堂の子会社へ売却。コンサルタントとして、複数の事業再生に従事後、ゴルフのマルマンで再生にあたる。マルマン社長退任後、結婚相談所のオーネットの社長として事業再生を果たす。その後、楽天物流事業の立て直しに従事し4年で黒字化を実現。現在は、ゼビオHDにて戦略担当執行役員として事業拡大に従事。

人間の限界は経験値に左右される

島貫
頑張る人は好きですね。頑張らない人、できるのにやらない人、できるけど明らかにサボる人はダメです。

江尻
俺は不誠実とか嘘つきは大嫌い。何でだろう?

島貫
私の表現で言うとザラつくから。会話がザラザラするんです。江尻さんが気持ちいいのはそういうのが一切ないからです。好きな奴でいうと、佐々木康元という元日本代表で日大アメフト部のキャプテンだった奴がいるんです。すごくピュアで、東急エージェンジーから独立して8年〜9年一人でやっていて、あちこちの社長さんからかわいがられています。「ああ、こういう人はいいよね」と思いますね。

江尻
クリーンな人って何でクリーンなんだろうね?

島貫
自分に自信があるからだと思うんです。昨日もその佐々木が「アメフトでは、〝こいつ適わないな〟と思ったことなんてないです」と断言していました。確たる信念がコアにあるからやっていけるんだろうなという気がします。

江尻
自信がなくても「別に俺は関係ない」という人は強いですよね。

島貫
あとは「開き直り」と「地獄を見た人」も強いですね。「あっ、ここで金がなくなるぞ」と米びつの底が見えた人とか。やはり人間の限界ってその経験値に左右されていると思います。若いうちに「苦労は買ってでもしろ」と言うのも、確かにそうだなと。苦労していない奴、ボンボンは嫌い。もちろん素晴らしい人やピュアな人もいるんです。

江尻
でも、ピュアな人って利用されやすいと思うんです。俺なんか、「良かれと思ってやっていたけど利用されていた」と思ったことがあるんですが、ないですか?

島貫
何回かあります。なので最近はザラつく奴には、なんらかの理由や目的がないとそっちに行かない、向こうから言われなければやらない、と選別しています。

江尻
そういう人って近づいてくるのが上手いですよね。

島貫
それはだって、それが才能ですから。それで生きているという。

江尻
気がついたら死ぬほど働かされていて「え?」ということはあるんだよね。で、俺体力があるからやっちゃうんですよ。挙句に、歯を折ったりとかして。

島貫
そういった意味では某経営者もそうかもしれないですね。

江尻
そうだね、彼は自分で自分を傷めつけている感じがします。

「幸せの総量を増やす目的」を持っている人

島貫
相当コンプレックスを持っているというか。コンプレックスをいい形に転嫁している人はいいですが、悪いほうにいっちゃっている人は苦手ですね。「人を蹴落としてでもタイトルを取る」や「何をやってでも金を稼ぐ」というのではなくて、「人を育成するんだ」というような良い意味での目的意識がはっきりしているといいですね。

江尻
個人の目標も「これがしたい」ならいいと思うんです。

島貫
「自分が幸せになる」っていうのはダメです。「幸せの総量を増やす目的」を持っている人が好きなんです。

江尻
「その人がハッピーだったら周りもハッピーになるよ」っていうのは、なんにしてもそう。そんな人は確かに応援したくなる。

島貫
そういうことをいつも考えているので、20代の連中がギュンと伸びるといいなと思って。

江尻
楽しそうだね。

島貫
メッチャ楽しいですよ。皆ヒーヒー言いながらやっています。

「助けてください」って、普通に言える奴

江尻
「金を稼ぎたい」とか「偉くなりたい」というのは自我とかエゴという意識レベルの話です。その一方で、「幸せになりたい」とか「クリーンでいたい」とか「本当の自分」というような無意識のゾーンとの断絶が融合するときにクライシスが起こるそうです。つまり、「ああ、俺は実は弱かった」と。そうやって気づければ、成長していくわけです。でも断絶した状態で死んでいく人が多いですよね。

島貫
断絶している人は「そんなことしなくてもいいんじゃない?」っていうことに手を出すんですよね。承認欲求の強さなんでしょうが、それを実現するためにいろいろなことをしでかして、撒き散らすと。

江尻
弱さを認められないのかな? 全部パーフェクトに強い人っていないと思います。「これできない」とか「助けて」と言える人が好き。自分もそうありたいと思うし。

島貫
この前も社内で助けてメールを出しましたから。「助けてください」って、普通に言える奴はいないだろうなと思いながら。

江尻
偉い人になると余計にそう。

島貫
いや、偉いと思っている人ね。私なんかもう別に偉くもなんともないので、本当に人生楽ですよ。

江尻
そうだ、弱音を吐いたり弱さを表に出せたりする人は信用できる。隠しているとたぶん透けて見えるんだな。

島貫
見えちゃうんです。虚勢を張るのは、自身を大きく見せたいという、評価軸が他人にあるので認められたいからでしょう。

江尻
結局弱いから評価軸を他人に委ねるの?

島貫
そう、周りから「大丈夫」と言われて安心する。認めないとまともな行動にならないんでしょうね。残念ながらこういった方が、世の中では大多数です。

江尻
屍を残して自分だけ上にいく人とかいるよね?

島貫
多数派ですよね。それで「あれは私が知らないこと」と言い切る人がいる。それが彼らの価値観でやっていることなので、死ぬまで迷惑をかけたことに気づかない。「俺のせいじゃない」とごまかす人は多いので仕方がないかなと思う。でも江尻さんは間違いなく少数派です。
最新記事をメールで購読しよう!

メールアドレスをご記入いただけると、最新情報をメールでお知らせします

海賊ライフのFacebookをフォローしてワクワクする毎日を過ごそう!

按讚給海盜人生FB,過很快樂的日子吧!

Twitterでも楽しいニュースが届くよ!