ザ・卒業

悩み多き人はいるわけですが……、「眠れない」と言われても、わが身に置き換えて考えることもままならず。眠らないことはあっても、眠れないことはないので。とりいそぎ、寝酒でもキュッと引っかけてはどうかと進言したら、「2週間でアル中になれる(イエス!)」と返ってきたので、うかつにナニか言うのはよそうと思いました。こんにちは、ルビーです。前置きが長くてすみません(笑)

 

さて3月も半ば、巷は卒業式シーズン。まわりに「卒業」をした人がちらほらいるのですが、「ザ・卒業」子育てがひと段落した友人にも、人生の岐路が訪れているようです。

「夫と離婚するつもり。話きいて」

友人Cは結婚と同時に退職し、専業主婦になりました。ほどなく二人の子どもにも恵まれ、子育てに苦闘しながらも、おやつから幼稚園グッズまで手作りで揃えるという、わたしから見たら荒業もなんなくやって、楽しそうでした。なにより「子ども中心の生活を望んでいたし、そのためにわたしはいる」とまで言い切っていましたから。

 

子どもたちが成長すると、C子は契約社員として働き始めました。趣味のインテリアを活かして、週に3日だけ働いているのだと、楽しそうに話してくれたのは、5年ほど前のこと。「だんだん子どもの塾や習い事にお金もかかるから働くことにしたのよー。たまに自分へのご褒美においしいランチもしたいから、つきあってね」なんていう感じで。

 

そして、びっくりするようなメールが舞い込んだのは、昨秋のこと。

 

「夫と離婚するつもり。話きいて」

 

え? なんだって?すぐに駆けつけて、延々と6時間近く話を聞きました。

 

きっかけは、具合が悪くて1週間寝込んでいたときの夫の一言。「ねえ、まだ家族に迷惑かけるつもり?」

 

そして、ずっと夫の「優しさ」という名のモラハラの支配下に甘んじていたことに気づいたというのです。

 

たとえば……
年に一度のママ友との飲み会に行っても、宴たけなわのころに何度もかかる電話。「何時に帰ってくるの? 遅くなるなら駅まで迎えに行くよ」

 

週末に1週間分の食料の買い出しに行き、週末は「僕がつくるよ。ママはゆっくりしてて」と夫が料理の腕をふるうものの、それ以外、一切の食費を渡されていない

 

契約社員で手取り10万そこそこの彼女に「ねえ、ママも子どもたちのために家計にお金を入れてね」と言って、ほぼ全額入れろと要求

 

極めつけは、夫が家計から会社の接待にお金を持ち出していて、それをいつまでも返さない。夫の支配的な言動は、ときに彼女の存在意義にまで及び、「だって、お母さん何もできないじゃん」と子どもたちが見下すようになったこと。さらに彼女自身「わたし、何もできないから」と思い込んでしまったというので、訳が悪い。

 

彼女の決意は「生活保護になってもいいから、離婚したい」と強固なものでした。夫に話したら「(家計から借りている)お金はすぐに返すからさ」とまるで見当違いな回答。お金のことではないと説明しても「待って、悪いところ教えてよ、僕も直すから」とまったく気づいていない。むしろ、一過性の出来事として受け流そうとしている印象。

 

「週末は子どもたちも塾でいなくて、夫と二人になりたくないから、どんどん出かけてるよ! いま、好き勝手にしてるから、ほんとに楽しい〜!」

 

いままで何度誘っても、「週末は家族優先だから」と一度しか出てこなかったC子が、この激変ぶり。そしてそんな母親を見て、子どもたちも何か感じている様子です。

 

家族ごっこを続けたいならつきあうけど

上の子は高校生なので、彼女は自分の決意を打ち明けました。「離婚はお母さんが決めればいいよ。わたしは、経済的に不安のないお父さんと一緒に暮らす」と言われたそうです。それは当然だろうと受け止めたC子でしたが、「やっぱりわたしのワガママなのかな? わたしがやり過ごせばまるくおさまるんじゃないかな」と揺れていました。

 

ところがある日、中学2年になる下の子が父親にこんなことを言ったそうです。

 

「お父さんが家族ごっこを続けたいならつきあうけど、お父さんはそれでいいの?」

 

わたし、この言葉を忘れられないと思います。中学2年生にこんなことを言わしめた父親も、その父親の空まわりをズバリ指摘している子供の勘の鋭さも……。

 

 

******
さて、先日ひさしぶりにC子に会いました。心の揺れは凪に近づいているようで、離婚に向けて着々と動いているそうです。彼女のリクエストに応えて、この日はカラオケに行きました。そして、それはそれは気持ちよくシャウトしていたのが、こんなフレーズ。

 

ひとつだけ解っていたこと、この支配からの卒業♪

 

なんとベタな……ご存知、尾崎豊(笑)。

 

そういえば、前回のコラムで書いたBくん、無事大学に合格しました。それも第一希望に。開口一番「大学には行きます。でもこのくらいやって受かるなら、もう少し勉強してみようと思って。来年もう一度トライするつもり」と。おぉ、生意気こいて〜(笑)。でも何かが変わりましたね。そして、最近はめちゃくちゃ朗らかになりました。志望校に受かった、目標達成イエーイ! ってことだけじゃないと思いました。自分で自分のことを認められたから、なのかなって。

 

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