


あー! わかるわかる。
でも、正直昭和っぽい古いあるある話だね〜。あのころ、女性が働くなんてことはほとんどなくって、「女は黙って家事! 男は外で働いて稼ぐ!」みたいな「常識」がまかり通っていたように思うよ。
かくいう僕も、全くおんなじだった。死ぬほど働いて稼いでいたし、身を削っている感覚もあったな〜。正直、何回かぶっ倒れたし、本当に身を削っていたんだと思う。酒が強くなり、人付き合いも上手くなって、稼げるようになった。それだけ我慢しているんだから、せめて家ではゆっくりしたいんだよ!!! という叫び……あったあった。
そして、結果的に何が起きるかというと、
「俺がこんだけやってるんだから、お前もこれくらいやれ」
これが家庭内に定着しちゃうこと。
「おかしくない?」と相談してきているくらいなんだから、きっとあなたの中に「俺が食わせてやっているのに」という思いもあるんじゃないかな。そうなると、人間ってのは自然と「見返り」を求めてしまう。
一方で、奥さんだってあなたの激務を知らないわけはないよね。
そんなあなたに、なぜ、洗濯、風呂掃除、皿洗いをお願いするのだろう?
「わたしはいつも自分のことは後回し」「これだけやってるのに誰にも感謝されない」
もしかして、そんな気持ちに押しつぶされそうになっているのかも……?
考えてみたら、専業主婦に休日はないもんね。
「俺」「お前」って物言いだと、自分の視点からしか問題が見えなくなっちゃうけど、一度ゆっくりひざを突き合わせて、「なんでこういう分業になってるんだっけ?」と話し合ってもいいかもね。
奥さんは、好きで専業主婦をやっているのかな?
なんのために専業主婦をやっているのかな?
家族のために、やってあげている?
自分がやりたいから勝手にやっている?
逆にあなたは、なぜ、洗濯、風呂掃除、皿洗いが嫌なの?
平日は激務で疲れているから?
休日くらいゆっくりしたいから?
そもそも得意ではないから?
あるいは、単に面倒くさい?
感情を吐き出すということではなくて、ていねいに二人で向き合う。相手の話にしっかり耳を傾けること、そして自分の意見ややりたいことを伝わるように話すこと。
耳が痛いこともあるでしょう、不快な気分にもなるでしょう。
でも、お互いのやりたいことや、ありたい姿を伝える、いいチャンスだと思えば、大切な時間に思えませんか?
家事って、なんのためにやってるんだろう?
専業主婦だからといって、奥さんだけがやること?
さいわいにもあなたは年収1,400万なんだし、家事代行や外部のサービスを頼ることもできるよね。
さらに、「なんで二人は一緒にいるのか」、「家庭をどうしたいか」、互いの意志が確認できるといいよね。すべてはそれを実現させるためだから。
いやー、今回はむずかしかったな〜。百の夫婦がいれば百通りのスタイルがありそうだし、ズバリ正解っていうのは、ないかもしれない。でも人間同士が向き合う基本のスタンスは同じだと思うよ。
さて、そこで最後に男性諸君にアドバイス!
掃除、洗濯、皿洗いを真剣にやってみると、色々学びがありまっせ〜。男は家事はしない! って意外としょーもない決めつけかもね。
あーいたたた……、今回は自戒の念を込めて。
海賊ライフへようこそ!