「将棋の〝歩〟がたくさんあるような感じ。そのうちのひとつが金になったり、そのまま王を攻めるようになったりすればおもしろい」

萩原一禎(はぎわら・かずよし)さん
キャプテン江尻とソニー時代に同じ釜の飯を食う旧友でもあり、以来ずっと共に仕事をしたり湘南塾を立ち上げたりと、なにかと縁の深い萩原一禎(はぎわら・かずよし)さんが、満を持しての登場です。「まがったことが大嫌いなのに、失敗するときはいつも自分に嘘をついちゃってました」と舌を出す萩原さん。そんなおちゃめさに反して、失敗からの驚異のリカバリーには舌をまく。萩原さんにとって「失敗」とはなにか、「挑戦」とはなにか? じっくりお聞きした。

ソニー時代の主戦場はアジアだったという。ソニー退社後、起業してからは世界を2周し、訪れた国は欧州〜アフリカ〜アジア〜北南米と、77か国にのぼる。そんな萩原さんはいったい何をする人なのか?

 

「今は三つの軸で事業を展開しています。オーガニックコスメやナチュラルコスメを日本とアジアを中心に販売したり、代理店を通して商売したりする会社と、JリーグやバスケットのBリーグのチームさん向けにグッズとかアプリなど、販促物を通してマネタイズしていくような会社。そして最後は昔からやっているITで、カンボジアを拠点に、アプリ開発やECサイトの構築・運営サポートをしています。
それ以外では、小さい投資や、女子サッカーのなでしこリーグのお手伝いをさせていただいています」

 

ざっとお聞きするだけでも、その多彩さに驚く。いろんなことを手がけていらっしゃるが、いつも順風満帆だったわけではない。小さな失敗も大きな失敗もたくさん積み上げてきて、いまがあるのだという。

 

「パン屋さんの事業が最大の失敗ですね」と萩原さんは当時を思い出しながら、ぼつぼつと話し出した。

 

中国で洋食ブームが始まったのが2008年。ようやく中国にもパンが入り始め、上海の百貨店にパン専門店が出店したころのことだ。中国初の万博である「上海万博」が2010年に開催されるタイミングとも重なる。

 

「これからご飯食からパン食に切り替わる追い風が吹いていました。中国でのパン屋の数が圧倒的に少なかったので、単純に考えても〝10年で8倍ぐらいのマーケットになるだろう〟と予測し、中国でパン屋さんをやったら、事業としておもしろいだろうと思いました。それが最初のきっかけだったんです」

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