


昔からおじさんたちは若い人たちを「新人類」や「宇宙人」などと言って、「俺たちのころと違ってあーだこーだ」と話してますよね。僕らが若い頃も、上司のおじさんたちは、僕らを見て、「あれがおかしい、これがおかしい」といろいろ言い立てていたことを思い出します。
生まれ年が30年も違えば、育った環境、教育、すべてが違う。若者たちは生まれながらのデジタルネイティブだから、そりゃ中身も違うでしょう。若い人たちはそれなりにどんどん変化しているし、おじさんたちには理解できないもの、意外といいものを持っているんだと思います。
なので、「自分と同じように」とは思わないほうがいいですよね。
若者にしてみれば、「ああしろ」「こうしろ」と言われるのも嫌だろうし、逆にこちらの立場からしても、「言われたとおり」にしかできなかったら残念すぎますよね。
ひとまず「指導」や「教育」は一旦脇において、「理解」をしてみてはどうでしょう?
出発点として、「せっかくだから、君ともっと楽しく仕事をしたいから、話をしようぜ!」って声をかけてみる。
「あのさ、お前なにしたいの?」
「仕事について、どう思ってるの? どうしたいの?」
「なんでこの会社で働いてんの?」
「俺のこと、ぶっちゃけどう思ってんの? どうしてほしいの?」
もしかしたら、信頼関係が微妙なタイミングでこの問いを投げるのはすごく勇気がいるかもしれません。でも、まずあなたが、素直にパンツを脱いで、ありのままで接すること。自分がそこまでさらけ出さなければ、相手がさらけ出すわけもない。それによって初めて相手が本音を言ってくれる。
そして、同時に、あなたの思いを真っ直ぐに伝えてはどうでしょうか? 素直な気持ちは、普遍的なものなんじゃないかな……。
信頼関係ってこうやって作っていくんだと思います。
テクニックではなく、まず自ら心を開くこと! 心を開いた人に向かい合ったときに、相手は初めて心を開くんだと思います。
海賊ライフへようこそ!