林業から発展した木工所の開設や、日本酒を手がけたことに加えワインの醸造など、棚田再生と平行した活動を積極的に進めている。そのためにカッチさんは、農閑期に国内外問わず、さまざまな場所へ足を運ぶ。情報交換の場であったり、新しい縁脈ができたり、まったく違うアイディアに出会ったり、どんどん新陳代謝をしている。

 

「(棚田再生の)一つひとつの家が独立国みたいなものですし、農業をしているアジアの国とも連合を作っていける。そういうつながりをベースにした、コミッション、集まり、共同体とでも言いますか、そこで、新しい国というテリトリーができる。それこそソーシャルカントリーでいいと思うんです。志というかハートでつながっているということですね」

 

さっそく取材後、木工所の建設が本格的に始まった。カッチさんの「言ったことはやる」という姿勢が垣間見える。

 

「最初はもっと小さい農機具庫だったんです。で、僕の性格上だんだん大きくなって、300坪のくそでかい工場になっちゃったんです。役所に〝そんな話ちゃうやんけ〟って怒られて。無心庵は古道具商でもあるんで、建具とか全部かたっぱしからもらってきています。すっごくおしゃれな建物になりますよ」

 

カッチさんは、西日をまぶしそうに見ながら「僕は上山のルフィみたいなもんなんです」と締めくくった。ご存知、漫画『ONE PIECE』の「麦わらのルフィ」だ。次はどんなくわだてやたくらみを実現していくのだろう? ルフィの目には里山にいまだ眠る「ひとつなぎの大秘宝」が映っているのかもしれない。

 

 

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江尻が聞き手となって海賊たちにインタビューをしてテキストにまとめています。
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