「棚田を再生している人たちがいる、すっごくおもしろいから、話を聞きにいこう!」キャプテン江尻の推しもあって、先週上山集楽へ赴いた。東京から岡山空港まで1時間半、そこから車で山間をぐるぐると上ったり下ったり、美作市というところにある。「みまさか」なんて読めんなーと思いながら、小1時間も車に乗ると「棚田コース」という看板とともに、とつじょ棚田が目の前にあらわれた。「おおぉ……」声にならない。だって、初めて見る棚田ですもの。

 

わたし自身、米どころの出身でもあり、ご近所に稲作農家もいたし、果てしなく広がる水田っていう光景にも馴染みがある。けど、8,000枚以上の棚田って? 正直、どんなスケールなのかまったく想像がつかなかった。それが、千年以上も前からあったって? 思わず笑っちゃうくらい、数字だけで圧倒される。取材前に調べ物をしていると、それだけで少しわかったような気になるけど、今回はまるでちがった。上山でお会いした人々、聞いたこと、見たもの、感じたもの、すべてに「裏切られた!」のだから。もちろん、良い意味で!

 

初っ端から衝撃的だった。棚田に向かう道中に見た鹿を、まさか自分が解体の手伝いをするなんて思わないでしょ。ありがたくも、そのときの鹿は夕食にはわたしの胃の腑へ。棚田めぐりで乗った、一人乗りの小さな電気自動車。民泊でお世話になったお宅は、古民家を改築中で、「ずっと増築中」の進化する家。玄関ではマジンガーZがお出迎え(ちなみにあしたのジョーもデビルマンもいた)。近所のスーパー銭湯はお湯もやわらかく、お肌はすべすべ。野草はむしろ野菜よりメジャー感のある存在。しいたけが好きだと言えば、すぐさま裏山へしいたけ狩りに繰り出すという身軽さ。こうして体験した事実だけ挙げても、まだまだ紙幅が足りない。

そして、なによりも魅力的な「人」。

「棚田再生は、みんながつながるため」にやっていることで、それぞれがやりたいことを実現すべく、動いている。誰ひとり、誰かに依存していない。共通していたのは、何かを作り出すこと、生産が好きということ。かれらから聞いた刺激的な話の一片だけでも、こんな感じ。

  • 「もっとおもしろいところを探しにきた。田舎で戦えるから最高」
  • 「この先どうなるかわからないから、楽しい」
  • 「利用するところは利用して、アンテナは外に向いている」
  • 「土地もある、ネットもある。そこからつながる縁、広がる世界観は無限」
  • 「田舎で暮らすイメージを破壊する」
  • 「一つの仕事だけだと、成り立たない。組み合わせていかないと。食わんと」
  • 「日々の決断。決断、決断。小さい決断も大きい決断もいっしょ」
  • 「地域、組織でも同じ。自分の得意技を活かしてポジションを取っていく」

 

どう? 続きが知りたくなりません? ゴールデンウィーク前くらいから随時「海賊図鑑」でご紹介できると思う(と自分をめっちゃ追い込む)ので、お楽しみに!

 

取材を振り返ると、個人の采配の中でやりつつも、大きな目的(棚田再生)という絆でつながっていることが印象的だった。個人が自立しているからこそ、活性化しているのだろう。ちょうどいま読んでいる本に感化されたわけじゃないが、かれらは「ティール組織(進化型組織)」を実践しているように思えた。上司も部下もない、売上目標も予算もない、そしてそれぞれがアイディアやご縁を持ち寄って共鳴している、そんなところが。「ティール組織」ってなんじゃ? とご興味を持たれた方はこちらをどうぞー。600ページあるけどね(笑)

 

というわけで、今回はキャプテンにかわり、海盗ルビーがお送りしましたー。上山集楽、最高! そのダイナミックな変化を今後も見つめていきたい。そして、今回お世話になったみなさま、本当にありがとうございましたfa-heart-o

最新記事をメールで購読しよう!

メールアドレスをご記入いただけると、最新情報をメールでお知らせします

海賊ライフのFacebookをフォローしてワクワクする毎日を過ごそう!

按讚給海盜人生FB,過很快樂的日子吧!

Twitterでも楽しいニュースが届くよ!