先日、NHKのドキュメンタリー番組『欲望の資本主義』の最新版が、『欲望の資本主義2018』として放映された。2016年の第1弾放送以来、ずっと観ている番組だ。番組が出色なのは、いままでみんなが疑うこともなく信奉していた「資本主義」について、新たな視点を提供し続けていることにある。初めて番組を観たのは、会社を辞めて湘南塾を立ち上げたタイミングだった。当時、僕は発起人たちと「カネ」が絡まない世界の実験を試みていた。

なんで皆カネばっかりに追い立てられ、人を裏切ったりするんだろうね
カネを追わないところから、無償の塾を続けてみて、何が起きるか見てみよう!

ちょうどこうした「カネ」の価値に疑問を抱えていたときに、『欲望の資本主義』という番組は、真正面から論点をぶつけてきたのだ。

 

今回の『欲望の資本主義2018』は、サブタイトルに〝闇の力が目覚める時・ルールが変わる時〟とあるように、資本主義という経済のゲームルールがどのように置き換わるのか? そのとき「何が」支配するのか? を経済学者や識者のインタビューをもとに検証する。

海賊ライフがその原則でも掲げているように、僕は「食うだけのカネは絶対に必要だが、何かを犠牲にしてまで殖やす必要はない」と思っている。なぜなら、「贅沢」の意味合いは人それぞれだと思うから。たとえば、僕の話。大きな家に住みたいとも思わないし、素敵なレストランに行ってもとりたててワクワクしないし、高けりゃ美味いってわけでもない。フェラーリが欲しいとも思わない。実際に会社を辞めてから収入が激減したので、ユニクロを着て、電車や地下鉄、バスに乗る生活をしてみた。なんの問題もない。むしろ快適。必要なときにはタクシーに乗るが、それは時間との価値交換だけ。平日に湘南の海岸を散歩したりカフェに行ったりすることは、贅沢なものを身につけたり食べたりするより、僕にとってははるかに「贅沢」なことだ。時間や生き方の贅沢を感じてしまったら、価値観なんて一気に変わるんじゃないかな。

もちろん、昔は外車に乗って、高い服を着て、いいモン食って……というのに憧れたこともあるし、試したこともある。しかし、それは飽くなき欲望を増長するだけで、決して満足を得られるものではない。それを知っていると、アホくさくてそこに時間とカネと労力を費やす気にはならない。この番組ではまさにそんなことを識者のインタビューを踏まえて、問いかけているように思えた。

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